アメリカという所はいったい何?

 【ブラックスバーグ(米バージニア州)=大塚隆一】米バージニア州西部ブラックスバーグにある同州立バージニア工科大学で16日午前発生した銃乱射事件の死者は32人、負傷者は少なくとも30人に上った。

 犯人も自殺しており、銃撃事件で33人の死者が出るのは米史上最悪。ブッシュ大統領は同日、「我々の国は衝撃と悲しみに包まれている」との緊急声明を発表、事件を非難した。

 在米日本大使館によると、同大には教員・学生を合わせ約20人の日本人が在籍しているが、全員の無事が確認された。

 犯人の身元や動機は不明だが、米テレビが目撃者の話として伝えたところによると、身長約1・8メートルのアジア系の男で、2丁の拳銃を所持。帽子をかぶり、半袖シャツと銃弾を装着できる黒い軍用ベストを着ていたという。「シカゴ・サン・タイムズ」(電子版)は16日、学生ビザで昨年渡米した中国人男性(24)が容疑者の可能性があると見て、捜査当局が捜査していると報じた。この男性は昨年8月、上海で発行されたビザで入国。テロ組織とのつながりはないという。

 また、ワシントン・ポスト(電子版)は捜査関係者の話として、犯人の男が、女性とそのボーイフレンドを殺害するのが目的だった可能性があると伝えた。

 バージニア工科大学駐在の警察署などによると、犯人は16日午前7時15分(日本時間同午後8時15分)ごろ、広さ約10平方キロ・メートルの大学敷地の中央部にある約900人が入居する男女兼用の寮に侵入、学生ら2人を殺害し、逃亡した。

 約2時間半後の午前9時50分ごろ、北に約800メートル離れた工学部の研究棟に入り、銃を乱射しながら次々に教室を襲撃し、計30人を殺害した後、自分の頭を撃って自殺した。ニューヨーク・タイムズ(電子版)によると、男は学生らを「処刑」するかのように一列に並ばせて殺害したという。警察署長は二つの銃撃事件が同一犯による犯行とは断言できないとの見方を示した。

 大学当局は最初の犯行から2時間たってから「窓から離れた場所にとどまれ」などとする警告の電子メールを出しただけで、緊急避難の措置を取らなかった。メールのことを知らずに登校した学生もいる。適切な措置をとっていれば、第2の事件の発生を防げただけに、今後対応の不備を追及されることになりそうだ。

 米国でこれまで過去最悪だった銃撃事件は、1991年にテキサス州キリーンのレストランで発生。犯人を含む24人が死亡した。

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